先日、地雷かなあどうかなあと悩みながらWF-1000Xを購入した事を書きましたが、その後1週間程度使ってみたので、ブツ紹介とこいつは地雷案件なのか否かの感想を書きたいと思います。
購入時の記事は以下で・・・
- ブツ紹介
- レビューの前提条件
- 音質は?
- 付属イヤーチップについて
- ノイズキャンセリングの性能は
- ノイズキャンセリングの圧迫感、気持ち悪さは
- 右がブチブチ切れるのか
- 動画の遅延は
- バッテリーの持ち
- まとめ
ブツ紹介
細かい性能は他のネットで見て貰うとして(おい)、写真を撮ったのでアップしたいと思います。
箱です。ヨドバシで購入したのですが、おまけがついてきました。
丁度充電ケースが入るサイズの入れ物かなと思ったのですが、WF-1000Xとは全く関係ないトートバッグのようでした、残念!!
イヤーチップはハイブリッドイヤーピースとトリプルコンフォートイヤーピースがS・M・Lの3種類づつあって、ハイブリッドイヤーピースのMがデフォルトで装着されています。
なので、多分試聴する時もハイブリッドイヤーピースのMで聞くことになると思います。
全ての付属品を出したところ。
イヤホン部の写真
ワイヤレスにしては大きいのですが、それでも完全ワイヤレスなだけあって、サイズとしては結構小さいのでは無いかと思います。
あと耳の穴側の長さが長いので、カナル型に慣れていない方は慣れるまで耳の奥まで入り込む感じが気になるのではないかと思います。
駅で取り外しする時に何回か落っことしそうになってかなり焦りました(笑)。
ケースです。全開すると倒れてしまうのが、何とも微妙・・・。
Appleだと許されないんじゃないかなあ。
以下、AirPodsとの比較
ケースサイズはAirPodsの方が小さくて圧勝です。
つうかWF-1000Xのケースはかなり大きいです・・・。
AirPodsはケースごとズボンのポケットに入れて持ち歩くことがあるのですが、WF-1000Xは持ち歩こうという気にはなれません・・・。
本体を並べてみました。
写真でみるとそこまで変わらないかなと気がしますが、結構WF-1000Xの方が大きいです。
まあ耳に付けると重さは感じないので、少々のサイズ違いは気になりません。
あとケースが落としてもいないのに振ると「カラカラ」という音がしだしました・・・。
何か中で小さなネジが外れている感じ?
充電もできているので問題無いと思うのですが、気になるのでどこかでソニーストアに持っていって相談してみようかと思います。
レビューの前提条件
私の所持ヘッドホンは以下の2点です。
・AKGのQ701
・ゼンハイザーのMOMENTUM OnEar
家ではポータブルアンプのSounDroid Typhoon(ベンチャークラフト)をiPhoneに接続して音楽を聴いています。
よく聞くジャンルはJ-POP、アニソン、クラシックです。
あと接続を行なったのはiPhone7です。
家と大阪や奈良近辺の職場への往復に使いました。
(片道1時間から2時間半程度)
ちなみに、Android(Huawei Mate9)は音楽を聴くのに使っていない為、今回は接続していません。
音質は?
イヤホンはAirPodsを購入後に持っていた有線イヤホン(DN-2000)は手放した事もあり、AirPodsのみ使ってきました。
で、Wf-1000Xですが・・・。
以外にそこそこ音がいい(失礼)。
いい感じで高音がクリアに出ています。
といってシャリシャリまでキツくはないです。
AirPodsより綺麗な音がでています。
低音は確かに少ないです。
じゃあイコライザーで低音をブーストすればよいかと思ってSonyのアプリやiPhone純正のミュージックプレイヤーの設定でBassBoostしてみたのですが・・・。
物凄く音が悪くなりました・・・。
何か音がバラバラになって空気感も無くなり、何でここまで音が悪くできるんだ?というレベルにひどくなったので、イコライザーを使うのは諦めました。
ノイスキャンセリングとの相性が悪いのかもしれませんね。
音質のまとめとしては、イヤホンにしては結構頑張っていると思います。
私的には全然ありです。いい音鳴らしていると思います。
さすがにヘッドホンにはかないません。当たり前ですが・・・。
ただ、外の雑音が多い中でこのレベルの音楽を聴けるという事にこの機種のメリット・存在価値があるのかと思います。
いくらヘッドホンでも電車の中だと騒音でわやくちゃになってしまいますし。
付属イヤーチップについて
イヤーチップのサイズが合わないといまいちな音になるので、面倒がらずに一通り試す事を強くお勧めします。
音質的にはハイブリッドイヤーピースの方がよいのですが、結構耳の中でガサガサというのが気になります。
ただ、トリプルコンフォートイヤーピースは遮音性は高まるのですが、高音がスポイルされる事もあり、私的には付属品の中ではハイブリッドイヤーピースの方がよいのではないかと思います。
特にイヤーチップが小さいと耳との間に隙間が空き、中低音がスカスカになる。遮音性も落ちるので、ノイズキャンセリングできてないじゃんこれという感想になってしまいます。
とか書きながら、コンプライを買ってきてつけるとかなり良くなったので、今はコンプライ一択です(何を買ってきたのかは後日書きたいと思います)。
ノイズキャンセリングの性能は
上位機種やBOSEと比べると弱いですが、充分に効いていると思います。
地下鉄でもそこそこ周りの音が小さくなるので、ボリュームを下げても十分音が聞こえます
密閉型という事もあり、AirPodsと比べると雲泥の差です。
イオンのフードコートでクラシックを聴きながらこの文章を打っているのですが、さずがに音は消し切れていないものの、OFFにするとこんなに周りってうるさいのかー、と思うほどに結構消音できています(クラシックを聴きながらとか書くとエレガントな気がするなあ)。
ノイズキャンセリングの圧迫感、気持ち悪さは
正直全く違和感が無い訳ではありません。
聴き始めはまだ違和感がありますし、1時間程度聴き続けていると、少し酔った感じがします(1週間聞いていて大分ましになりました)。
ただ、昔の時ほど耐えられないというレベルではありません。
ノイズキャンセリングの性能がそれなりなのが逆に良い方向に働いているのかもしれません(1000XM2だとどうなるのだろう)。
という訳で、違和感はありますが、それよりも結構消音できるというメリットの方が大きいですね。
右がブチブチ切れるのか
ケースから出して安定するまで数秒間(某掲示板では7秒ルール)、青色のゆっくりとした点滅になるまで待ってから装着しています。←これ大事
これが結構有効なようです。
家ではほぼ切れないです。
ただ、ルータの近所で音楽を聴いている時に1回一瞬右から聞こえなくなりました。
外出して使ってみましたが、電車での1日の往復で1回切れるか切れないかというレベルで、世間でブチブチ切れると言われる割にはあまり切れないなあと思いました。
満員電車の車内でも切れませんでしたし、大阪の繁華街を歩いてもその時は切れませんでした。
車内で1分間隔で2回切れた事があり、電波が強い所を走っているのか?と思いながら周りを見渡すと、目の前に座っていたデカいにいちゃん?がワイヤレスのBeatsのヘッドホンを使っていました。
そのにいちゃん?が電車を降りていった後はその日は全く切れなかったので、同じようなBluetoothのワイヤレス機器が近所で通信していると影響を受けやすいのかもしれません。
そんな感じで1週間ほど使ってきた感じでは、確かに切れる事はあるけれど使えないレベルで切断するものではないので、ブチブチはそこまで問題じゃないのではないかと思います。
あと切れるといっても一瞬プツッと切れてすぐに復帰します。
まあ絶対切れたら駄目っ!という人には合わないとは思いますが・・・。
ちなみにAirPodsだと今まで切れたことがありません。
これが当たり前だと思っていたので、いかにAppleが凄いのかを思い知りました。
中々にハードルを上げてきますねえー。
ちなみにネットの評価を見ていると、iPhoneに接続している人の評価は概ねよさそうに見えます(私もその一人)。
Androidにて接続している方はよく切れると書かれている人が多いので、機種間の個体差が結構あるのではないかと思っています(特にネットのコメントを見ているとXperiaとの接続がいまいちな感じなのが、何とも・・・)。
動画の遅延は
本体仕様は上かなり遅延するみたいですが、遅延対応されているアプリだと問題なく見ることができます。
いくつか遅延するものしないものを調べてみました。
遅延するもの
以下のアプリは盛大に遅延します。効果音含めてあまりにずれているので、違和感どころではありません(笑)。
・Youtubeアプリ
・TorneMobile
遅延しないもの
以下のアプリはほぼ遅延はない感じです。ニュース・ドラマ・アニメも違和感なく見ることができます。
・DiximPlayer
・AbemaTV
ちなみにAirPodsだと全てにおいて遅延はほぼありません。
完全ワイヤレスヘッドホンが遅延するものだということを完全に忘れていました・・・。
改めてAirPodsの凄さを思い知りました・・・。
バッテリーの持ち
3時間程度は持つ「よう」です。
ようですというのは、1時感~2時間半程度移動してからケースに入れて充電→家に帰ると時に聴くという使い方なので、バッテリーが切れたことがないというのが正直なところです。
3時間弱の移動中に使う程度であれば全然問題無いと思います。
ケースで充電できるというのは便利ですねー。
まとめ
今までは電車(特に地下鉄・新幹線)や飛行機では音楽を楽しむというよりもとりあえずのBGMとして流していた感じなのですが、ノイズキャンセリングのお陰で外でも音楽を楽しめるんだという体験を得る事ができました。
某掲示板やブログ、価格.comの書き込みを見ていると賛否両論で特に否定的な方がかなり厳しい書き方だったので駄目ならすぐにうっぱらうかー、といった感じで買ったのですが、私としては
全然あり!!
という結論でした。
正直全然地雷案件じゃねえじゃん、みんな評価厳しすぎやせんかという感想です。
まあ、多分Sonyならもっとできるのではないかという想いがあるのかなあと言う気がしています(接続の安定性はAppleや他のメーカの方が高いですし)。
ただ、今までのSonyの商品の出し方からすると次回作(1年後?)はかなり問題を解消した決定版のようなものを出してきそうなのでそれが出たらどうしようかまたお財布見ながら悩まないといけないんだろうなあという気がします。
当分、完全ワイヤレスでノイズキャンセリングはこの機種しかないと思うので、今後も常用していきたいと思います。
AppleがW1チップを使ってノイズキャンセリングを実装したBeatsヘッドフォンが今度出るらしいので、これをAirPodsに載せてきたらえらい事になるでしょうねえ・・・。
まあ確実に私は買うと思います(笑)。
ではでは。
2017/11/03追記: