仕事で外出時に、たまにサーバの調子が悪くなってリモートメンテする事があります。
いつ調子が悪くなるのか分からなくて(そりゃそうか・・・)、その為にパソコンを持ち歩くのもなあ・・・という悩みが昔からあり、何とかマウスが使えないか探していました(脱獄(JailBreak)していれば使えますが・・・).
で、1年程前にiPadでWindowsリモートデスクトップ時のみに使えるマウスを見つけてこりゃ便利と愛用していましたが、最近対応ソフトが増えた事もあり、いい機会なので紹介させて貰います。
・用意するもの①:マウス
はい、実は対応しているマウスしか駄目です!!
対応マウスは、今のところ私が知っているのは以下の2種類です
・SwiftPont GT
・Citrix X1 Mouse
「Citrix X1 Mouse」は使うのにはハードルが高いので、今回は「SwiftPont GT」を紹介
したいと思います。
まずは写真をば・・・。
実物を撮影してみました。かなり小さいです。
正面から見たところ。不思議な形をしています。
右側から見たところ。
下の方に付いている丸っこいのがスクロールホイールです。
下から見たところ
元はKickstarterで出資を募集して大ヒットしたマウスらしく、iPad用に作られたものではありません。
特徴はタッチ機能を持っている事です。
斜めに倒して、ふちの部分で動かすとタッチモードになります。
右のふちの部分にわずかに出っ張った部分があり、そこがセンサーになっています。
右に軽く傾けた状態で上下に動かすことにより、スクロールできるようになっています(スクロールはWindows8や10、Macのみ対応しています)。
もちろんSwiftpoint GTにはホイールもついていますが、ポインタ機能でスクロールする方が指が疲れにくいです。
とか、書きながらスクロール機能は実はPC(Windows・Mac)のみです(汗)。
iPadに接続するとただのマウスになります(笑)。
多分このタッチモードのお陰でiPadでも使えるのではないかと思っています。
ペアリングですが、Swiftpoint GTをペアリングモードで起動(マウスの2つのボタンを同時に押しながら電源ON)し、iPadのBluetoothをONにすると画面に「Swiftpoint GT」と表示されるので、タップするだけです。簡単!!
これでiPadの画面でマウスカーソルが出たら完璧なのですが、残念ながらこのままでは何の役にも立ちません・・・。
・用意するもの②:対応アプリ
他にも対応ソフトがあるかもしれませんが、私が気に入って利用しているアプリを2本紹介したいと思います。
その1:Windowsリモートデスクトップ方式
Windowsの標準機能として備わっているリモートデスクトップをサーバ(パソコン)で動かし、それに対して接続する方式です(HomeEditionのような一番安いWindowsOSでは実装されていないかも)。
iPadでは以下のアプリになります。
結構なお値段するのですが、使い勝手はかなりいいです。
マウス向けの設定は何か所かありますが、特に何もしなくてもマウスとペアリング状態でアプリを使うと勝手にマウスカーソルが表示されてフツーに使えます。
以下に画面写真を貼ります。真ん中あたりにマウスカーソルが見えるかと思います。
このアプリがいいのか、Windowsリモートデスクトップの性能がいいのかよくわからないのですが、非常にレスポンスがよく、同一LAN内でので利用だと普通のPCをコントロールするかの如く使う事が可能です。
家では2階に常時稼働のPCを設置しているのですが、1階のiPadからこのソフトを使ってよくリモコンしています。
あと仕事の出先では社内にVPNで接続した後にこのソフトを起動し、リモートでメンテしています。
もちろんBluetoohやiPadPro用のキーボードも使えますので、マウスと合わせるとまんまPCにクラスチェンジな感じです!!
その2:独自方式
リモートしたいPCにサーバソフトを入れておき、iPad側にクライアントソフトを入れて接続する事でリモコンできるソフトです。
今回紹介する「TeamViewer」以外にも何個かソフトはありますが、他でマウスを使えるかは不明です・・・。
このソフトは無料です。
このソフトも特に何もしなくてもマウスとペアリング状態でアプリを使うと、勝手にマウスカーソルが表示されてフツーに使えます。
正直拍子抜けです・・・(笑)
以下に画面写真を貼ります。真ん中あたりにマウスカーソルが見えるかと思います。
一旦TeamViwerのサーバを経由する事で、特に細かい設定をせずに外出先から家のPCをリモコンする事が可能です(上記その1のWindowsのリモートデスクトップ機能で外からアクセスしようとすると、DDNS等のドメイン設定やVPN等のトンネル環境の構築が必要になります)。
ただ、TeamViwerのサーバを経由する事せいかレスポンスはあまりよくなく、同一LAN上でも結構カクカクします。
自宅内とか、社内でリモートするのであればその1の「Jump Desktop」を使う事をお勧めします。
最後に私のPCリモコン環境です。
なかなかいい感じ(^O^)/。
ではでは。